50代の日常ブログ

介護その他の吐出しをだいたい終えることが出来たと感じます。もう少しちょっとした吐出しを続けて、そのあとはまた考えようと思います。

母の弟

父が認知症と診断されてから1年半後、迷子になる半年前、母の兄弟間でトラブルがありました。これはその後母の弟が亡くなるまで3年間、私たち姪甥が走り回る大変な騒動でした。キーパーソンは母。

母の兄弟は男3人、女3人の6人兄妹。母と弟は下から1番と2番目。長男さんが家を継いだ。盆暮れ正月ときっちり集まって過ごすことを当たり前に思う、家父長制の強い時代。お彼岸と盆暮れは2・3年前まで行っていた。

弟は関西へ出て働いていたが、40代半ばで会社を辞めて(トラブルらしい)地元に戻り長男さんの紹介で再就職。しかしそこも60歳になる前に辞め、そこからは年金もらえる60歳まで数年無職。趣味はパチンコ。近所との交流なし。

トラブルが発覚したのは弟の大家さんからの電話。家賃滞納が3ヶ月、訪ねて行っても出ない、電話も出ないとの事。保証人である長男の娘に電話があったそう。

そこで発覚したのは、弟はその2か月前から、数回にわたってうちの母から総額約30万ほどお金を借りている(借りているといっても返すつもりはさらさらない)

その間お盆も挟んでおり、通常は母、弟、1つ上の姉と揃って本家に行っていたのが、その年は弟は日をずらして行っており、母は弟が来なかったと心配までしていた!

しかしその時の話を長男の奥さんから聞いてみると、弟の車の車検が来て、年金でやっと払った、などどいっていたそう。そのお金はうちの母のお金です。

弟の素行はよくなかったので(本家や次男さんに対して、自分は何も相続していないと怒鳴ることなどもあったよう)、家を借りるとき、どうもうちの親(父)が保証人になっていたようですが(母はかわいがっていた)、ちょうどトラブルの2年前、弟はそれまでの家を引っ越したいといってまたうちに来たようです。しかし親が高齢で、保証人になれなかった。母がこれは兄弟の問題だからと本家に行き、それで長男の娘さんが保証人になったようです。その際、長男の奥さんが、きちんと払えるのかと問いただしたとき、大丈夫、自分には姉弟がいるから、といったそうです。

男の兄弟とは仲が良くないので払ってくれるわけはない、一番上の姉は県外だし数年前に亡くなっている。2番目の姉は若いころ離婚して母子家庭だったし、その際本家にかなり援助してもらっており、お金にはシビア。貸すわけはない。

母は専業主婦。父は公務員。おそらく祖父の部下であった父。見合い結婚。兄妹の下の3人は高校を卒業したら就職を県外に出ていたが、母は祖母(母の母)お前は騙されるから、と言って地元に置いた。さすが母親。わかってる。しかし半世紀後兄妹に騙されるとは。ハハハ。

この時弟の貯金が底をついたのですが、それまでどうやら多少のまとまったお金を持っていて、それを自慢していたらしい。退職してからも家賃は安い家に住み、質素な生活をしていたようだ。しかし年金生活になって5・6年してから、7万だったかの家に住み替えた。年金は13万ちょっとだったから(後で知ります)、回るわけはない。それまでパチンコでは常に勝っているといってたが、そんなわけはないわけで。

そんなわけで家賃が高いからと言って安いところに引っ越したのが先ほどの話。

貯金が底をついたとしても、質素に暮らせばできない額ではない。普通はね。借りても借りても足りないのは、パチンコに行くから。おそらく取り戻そうとして全額突っ込む。大家さんが電話を数日後に伸ばしていたら(電話の数日前に、弟は母に家賃がないと言って17万借りていた)そして発覚しなければ、母はずっと払い続けていたでしょう。(このころすでに記憶の欠如が始まっていた)

しかしここからが大変。

 

 

 

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