50代の日常ブログ

介護その他の吐出しをだいたい終えることが出来たと感じます。もう少しちょっとした吐出しを続けて、そのあとはまた考えようと思います。

清掃②

叔父の事。

 

9/4 大家さんと仲介会社との話し合いの中で確認することは、原状回復をどこまでやるかということ。いとこ(妹)の知り合いの司法書士の先生にきいてみると、たいてい大家さんが負担している(保証人に請求しない)そうだ。いろいろ調べても白黒はっきりつけるのは難しそうだが、解釈として、契約は叔父が生きている間のことであり、死んだその瞬間から契約は無効となる。よって原状回復は生きていた時点の通常の損傷まで。死んでからのにおいなどは回復させなくてよい。(ただし自殺は除く。叔父の死因は警察の鑑定によって、不詳の内因死、ということだった(自然死)。)

叔父はおそらく発見まで1か月くらいかかっており、床に染みているので床板をはがして根太などを作り直さないとにおいが取れないであろう状態。

大家さんは始めおそらく善意で、この後は倉庫にするからきれいにして床板をはがした状態でいいよと言っていた。しかしこちらは、そもそも清掃の料金から床板をはがす料金まで法的にこちらが負担する必要はないと思っている。譲っても折半だ。(もちろんきれいにしてあげたいところだが、この大家さんの対応に不満が大いにあったから。なぜもっと早く男の大家が出てきて叔父とのことに自分たちで対応しなかったのか。こうなってから出てきて親切風なことを言うが本当の親切ではない)

話し合いが始まり、仲介の人が退去までのスケジュールなどを説明した後、私が切り出した。原状回復と言われますが、どの時点での原状回復でしょうか。もちろん経年劣化を考慮したもので、こちらとしては生前までの状態と思っていますと。仲介の人をAさんとしよう。Aさんは、ネットで見られたのですかという。ネットでももちろん調べましたが、知り合いの司法書士の先生に聞きましたといった。Aさんは、経年劣化はもちろん考慮しますが、その他のことは今断言できないので、帰ってもう一度連絡しますといった。

そしてその後、こちらでも調べましたがどちらともいえないですとのこと。自分は中立の立場ですので大家さんと双方で話し合って決めてくださいと言われた。

この後のスケジュールとしては、特殊清掃をやった後、みんなで立ち会いながら現状を点検。そのあと修復の見積もりを仲介業者からもらって大家さんと我々との話し合い。

特殊清掃も終わり、みんなで立ち会い、我々はAさんからの見積もりを待った。スケジュール通りに行けば賃貸契約の9月末までには終われるはずだったが、Aさんの見積もりが来ない。どうも忘れていたようだ。催促をしたがなかなか出来上がらなかったので大家さんとの話し合いは10月10日になった。そして話し合いをしようと見積もりをみると、金額のみで詳細がない。これでは話し合いができないので、その場で抗議してFAXで送ってもらった。そこには床板をはがして根太の取り換え費用も入っていた。

我々は前から言っているように、死後の損傷は払う必要がないと思っているが、大家さんは、前まではいい人風に~でいいよ、などどいっていたが、自分が全部被るかもしれないとなると一変して、話をそらす。

見積もりが来るのを1時間近くみんなで待っていたので、私がしびれを切らし、(床板の部分は)折半でどうですか、といった。しかし大家さんは見積もりを待つという。(内容は電話で聞いていたので大体の金額は知っていたのに)

こちらとしては床板の部分だけでなく、特殊清掃のお金も払う必要はないのではと初めに言っているにもかかわらず、大家さんはそのことにはまったく触れず、ひたすらお金がかかることを言っていた。なんだ自分が不利になると一円も払いたくないんだな。大家さんは田舎の土地成金といった感じだ。周り一帯アパートを持っていた。特別頭が切れるという感じでもない。

結局特殊清掃はこちらが全部払い、床板の部分は折半だったか大家さんが少し有利だったかになった。

まあそれでもこちらは十分満足だった。この時叔父の死亡時県民共済のお金が100万くらい入っており、その他叔父の預金に50万くらい残っていたので、払う許容範囲に収まったのだ。

叔父の預金が50万も残っていたのは、どうやら死の半年くらい前からキャッシュカードをなくしたらしい。そのようなメモが残っていたからわかった。(あとでいとこにきいた。いとこが警察とのやり取りを全てしたので、通帳等貴重品もすべて預かっていた)

以前叔父が母を連れて新規銀行口座を開設した話を書いたが、その後我々にばれたあと、何とわざわざ解約していたらしい。普通そのままほったらかしにすると思うのに、とにかくそういうことはまめだ。年金が入る銀行のキャッシュカードを再発行しなかったのはなぜかはわからない。

ちなみになぜ解約したかがわかったかというと、姉が銀行関係の手続きをしていたのだが、そう言っていたということは、以前のことを覚えていて、わざわざ銀行に問い合わせたということだろう。県民共済の証書を、立ち合いで1回部屋に入った時、目ざとく見つけて持ち出したのも姉だ。とにかく目ざとくてこざかしいな。

しかしこれで賃貸契約はすべて終えることができた。

 

 

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