50代の日常ブログ

介護その他の吐出しをだいたい終えることが出来たと感じます。もう少しちょっとした吐出しを続けて、そのあとはまた考えようと思います。

老い

今日は母の今を書こうと思う。

母は先日80歳になった。4年まえごろからアルツハイマーの症状が出ていた。さっきの出来事を覚えていないのだ。それもちょっとしたことではなく、例えば叔父のトラブルの初期、うちに叔父を呼んで食事したことを、2・3日後に覚えていないのがわかりびっくりした。その他自分から言い出して、最近どこにもいってない、どこかに行きたい、というので(自分がトラブルをもってきておいて、そして介護もしないのにと私はむかむかしながらも)では明日、どこどこへ行こう。何時に家を出るから、こういう用意をしておいてねと言って、母は嬉しそうにうん、と言って一夜明けたら、全く覚えていない。あ~、本格的な認知症が始まってしまったなと思った。

父のレビー小体型認知症とは症状が全く異なる。父は何度も同じことを言うことはなかった。ただただ日常の動作、事柄がわからなくなっていき、私のこともまだらにしかわからなくなっていった。布団のしまい方、お風呂の入り方、時計の見方、カレンダーの見方、そして洋服の着方。どんどんわからなくなっていった。そして幻視、妄想、作話があった。最後はこっちの言っている事が理解できないようだったし、父が言っている事も解らなかった。意志の疎通が難しかった。

母はそんなことはない、ただひたすらに短期記憶ができない。同じことを何百回もいう。そして今困っていることは、尿漏れだ。尿漏れにもいろいろな種類があるみたいだが、切迫性尿失禁ではないかなと思う。尿意がしたら、家にいてもトイレに間に合わないのだ。尿がたまっているとかはあまり関係ないように思う。自律神経の乱れも関係あるような記事もあった。おそらくそうだと思う。

前まではそれでも外ではコントロールできていた。しかし外出先で失敗することが最近増えた。車のシートを何回か汚された。(黙って乗るので後からわかる。頻度がすごいのでいよいよ先日車のシートカバーや敷物を買った。)

それでせめて外出するときはリハパンをはいてほしくて、「まるでパンツ」といううたい文句のものを購入してはくよう言うのだがかたくなにはかない。失敗したことも忘れてるからかたくなだ。しかし回数が増えてきたのでちょっと自分でも気づいてきたようだ。椅子の横にリハパンを置いておいても何もいわない。

もちろん家の中で失敗しているのは自分でもわかっている。大量のパンツとズボンを2・3日おきに洗濯しているから。そりゃもうすごい量です。ソファも汚すので、父の時に使っていた漏れを防ぐシーツを下に敷いてもらった。こないだは初めてダイニングの椅子の座布団が汚れているのを発見。勘弁してくれ。

尿漏れは薬での治療もできるようだが、緑内障の人には使えないと書いてあったし、認知症が進むと書いてある。母は緑内障だ。

そうだ、もうひとつ、病院の通院だが、短期記憶が持たないから、通院も一人ではいかせられなくなった。そして処方が同じならまだいいが、緑内障の薬を2種類さしていたが、かぶれたので1種類にしてもらった。さらに目が痛いというのでドライアイの薬も出してもらった。すると、どれをどの順番でさすのか理解できなかった。これが私は結構ショックだった。

なので一覧表にして日付を書いてさしたら丸を付けるようにして渡した。喜んでおり、なれたら理解できたようで今は表なしで一人でさしている。

ちょっと自宅の住所もいえるか怪しい時もあった。

老いが進んでいるのを目の当たりにすると、何とも言えない気持ちになりますね。

 

 

 

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