50代の日常ブログ

介護その他の吐出しをだいたい終えることが出来たと感じます。もう少しちょっとした吐出しを続けて、そのあとはまた考えようと思います。

父 レビー小体型認知症②

前の記事①で2年たっています。変化がないように見えますが、毎日介護している私からすれば、かなりの勢いで下って行っていると思っていました。坂道にしたらマイナス40°くらいの下り坂。マイナス45°だと急すぎるし、マイナス30°だと緩やかすぎるという自分の感覚です。緩やかではないけど、びっくりするぐらい急転直下でもない、でも確実にたんたんとできなくなっていくのが少なくとも半年単位で見える。

そういえば初めに病院を受診してから、すぐに運転免許返納に行きましたが、その頃は返納すると市から特典がもらえて、近所の温泉の回数券をもらいました。早速3人で行ってみましたが、父以外は母と私で女性なので、入るのは1人。出口で待ってるからねと言って、男湯にも入り口まで入って靴箱の説明をしたりして別れました。

母は気になるからと言って割と早めに出て、私も後に続いて早く出ましたが、父はお風呂に入っておらず、我々がいないかと受付で聞いたり、外に探しに行ったりしていたようです。見つけたときはすごく憔悴したような顔つきでした。

ああ、お風呂でもしかしたら洗ったりはわからないかもなと思っていましたが、ここまで何もできずにパニックになるのか、と驚きました。これはこちらが思ってる以上に症状があって、イレギュラーなことはできないんだなと思った出来事でした。

そして2年目に大きな変化が現れました。そのころコロナが流行りだし、私は仕事を自宅に切り替えました。個人事業主で、部屋を借りて外で仕事してましたが、そのまま自宅で仕事することにしたのです。

家で私が1人増えたことで幻視がひどくなったのか、昼間急にどたどたと足音が聞こえ、玄関に飛び出す父がいました。びっくりしてどうしたのか聞くと、みんなが急にいなくなって、おいて行かれた、と言います。

どうやら幻視で人がたくさん見えていたのに、それが急に見えなくなったので、みんなは黙って出て行って、自分を置いて行ったと思っているらしいのです。

同じようなことが2・3回あり、これはちょっともう一度病院に相談しなくてはと思っていたところ、ついに出て行って帰ってこれない迷子になってしまいました。

 

 

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